紙芝居の普及に優れた業績をあげた個人・団体を顕彰する「第2回右手(うて)賞」(文民教育協会子どもの文化研究所主催)の団体部門に愛媛県今治市出身の絵本作家、長野ヒデ子さん(74)=神奈川県鎌倉市=が会長を務める紙芝居文化推進協議会(横浜市)が選ばれ、17日に東京都豊島区のホテルで表彰を受けた。
 賞は不世出の演者で、親子2代で紙芝居の振興・普及に貢献した故右手悟浄さん、故和子さん親子をたたえ2015年に創設。今回、全国の紙芝居関係者から個人・団体合わせて計約120の推薦があり、研究家や作家らが審査した。
 同協議会は紙芝居に関わる企業や市民団体、神奈川県などが集まり00年に設立。手づくり紙芝居コンクールや紙芝居演者の育成、情報通信冊子の発行などを通じて、紙芝居の魅力を発信してきた。