給食無料化を否決、財政面の課題指摘 宇和島市議会委
愛媛県宇和島市議会教育環境委員会(福島朗伯委員長、6人)は21、22日、市が3月定例議会に提出した2017年度一般会計当初予算案を審議し、市立小中学校全児童生徒の給食費を4月から無料にするための経費1億8100万円について、賛成少数で否決した。
財政面への不安などが理由で、市議会事務局によると05年の市町村合併以来、委員会で予算案が否決されるのは初めて。24日の本会議でも否決されれば、反対した自民議員会を中心に修正動議を提出する見通し。
委員会では、土居秀徳氏が同会派を代表し「一度無料化すると有料化への移行が難しい。恒久的に維持できるのか疑問」と財政面での課題を挙げた。また「情報通信技術(ICT)の活用や施設整備などほかに取り組むべき事案がある」としたほか、県立宇和島南中等教育学校の生徒が対象外になる点も指摘した。
賛成派の議員は「既に実施している1食100円の助成の拡充を否定するのはおかしい」「基金もあり長期的にみても実現できる」などとした。
給食無料化を否決、財政面の課題指摘 宇和島市議会委
愛媛県宇和島市議会教育環境委員会(福島朗伯委員長、6人)は21、22日、市が3月定例議会に提出した2017年度一般会計当初予算案を審議し、市立小中学校全児童生徒の給食費を4月から無料にするための経費1億8100万円について、賛成少数で否決した。
財政面への不安などが理由で、市議会事務局によると05年の市町村合併以来、委員会で予算案が否決されるのは初めて。24日の本会議でも否決されれば、反対した自民議員会を中心に修正動議を提出する見通し。
委員会では、土居秀徳氏が同会派を代表し「一度無料化すると有料化への移行が難しい。恒久的に維持できるのか疑問」と財政面での課題を挙げた。また「情報通信技術(ICT)の活用や施設整備などほかに取り組むべき事案がある」としたほか、県立宇和島南中等教育学校の生徒が対象外になる点も指摘した。
賛成派の議員は「既に実施している1食100円の助成の拡充を否定するのはおかしい」「基金もあり長期的にみても実現できる」などとした。