県内の園児や小中学生が制作した絵や書道、立体作品が集まる「第42回えひめこども美術展」の中央展が4日、愛媛県松山市堀之内の県美術館南館で始まった。12日まで。
 美術教育の発展を図ろうと、県教育委員会や愛媛新聞社などが1973年から開催。県内の幼稚園・保育所、小中学校、特別支援学校の児童生徒が1年間で制作した作品から、地区審査中央審査で選ばれた特選全1527点を展示している。
 会場には、遠足や運動会の思い出を元気いっぱいに描いた絵や、繊細な点描の風景画、自画像など年齢に応じた多彩な作品がずらり。スニーカーを顔に見立てたドラゴンや、プラスチックの素材とのりをうまく組み合わせた「雪と氷の城」など自由な発想の立体も目を引く。訪れた親子連れらは「丁寧に作っててすごい」「色がきれいだね」などとじっくり眺めていた。