継続的な情報発信を 西条で特産品開発セミナー
特産品開発の促進や地域産業の活性化を目指したセミナーが21日、愛媛県西条市神拝の市産業情報支援センターであり、高知県馬路村のユズを全国に売り出した「田舎まるごと販売研究家」の松崎了三さんが情報発信の重要性などを説明した。
西条市は2014年度、特産品開発への補助を設け、麦焼酎や絹かわなすの奈良漬などが完成した。販売ノウハウなどを学ぶセミナーも毎年実施、今年はブランディングや商品開発、デザインなどの専門家を招き11月までに4回開く予定。初回は市内の事業者など約50人が参加した。
松崎さんは馬路村のユズを展開するため、都会での情報発信では商品よりも馬路村や田舎の様子などを売り込んだと解説。「どういうイメージをつくるかが大事で、お金のにおいがしない物が応援される」とし、単発ではなく継続的な情報発信も必要と述べた。