広島市の大規模な土砂災害で、行方不明者の捜索などに当たった県内9消防局・本部でつくる緊急消防援助隊県隊の3次隊50人が30日帰県し、愛媛県今治市で解隊式を行った。
 式では、県隊長の岩岡悦勇・松山市西消防署副署長が活動終了を報告。「想像をはるかに超えた規模。岩や大木が横たわり思うように作業が進まなかったが、奇跡を信じて救助活動に取り組んだ」と話した。
 また「県内で万一の災害が起きたときに経験を生かせるよう、各消防で今回の活動を検証することが大切」と強調していた。