育てた秋の味 鬼北・泉小でブドウ収穫祭
愛媛県鬼北町岩谷の泉小学校で8日、20年以上続くブドウの収穫祭があった。全校児童36人が学校名物の秋の味覚を堪能した。
同校によると、所有する約40平方メートルのビニールハウスで1994年に栽培を始めており、収穫祭は翌年から毎年続く恒例行事。5年生3人が県南予地方局鬼北農業指導班の職員に手ほどきを受けながら、剪定や房作りなどに汗を流してきた。
収穫祭では5年生が、クイズを交えながら生育の様子などをスライドで紹介した。収穫は児童全員で行い、紫に色づいたマスカット・ベリーA約170房から1房を選び摘み取った。5年の児童(11)は「3人(の管理)で無事育つか心配だったけど、きれいに実ってよかった」とほほ笑んだ。