情報通信技術(ICT)で南予の活性化を図る「えひめ南予でICTと地方創生セミナー」が24日、愛媛県宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターであった。南予や高知、徳島両県の自治体職員ら約100人が最先端のICTの活用法を学んだ。
 四国総合通信局(佐藤裁也局長)が行政関係者を対象に初めて開催。総務省の委託を受け、四国を拠点に活動する地域情報化アドバイザー7人が、それぞれの専門分野や活動実績などを説明した。事例紹介では、電子黒板を使った授業やインターネットでの情報共有を民泊に生かす事業を報告した。
 アドバイザー別の座談会もあり、県えひめ結婚支援センター(県法人会連合会運営)の岩丸裕建事務局長(67)は「婚活支援と情報化」をテーマに、ビッグデータを使ったマッチングシステムを紹介。県の婚活状況も交えながら「時代や地域に合わせた最適な情報を活用しないといけない」と強調した。参加者は熱心にメモを取ったり、意見交換をしたりして理解を深めていた。