高校生の自転車事故を防ごうと、松山市中心部にある高校が通学ルートの指定や通学時間の調整による混雑緩和に乗り出した。県なども15日の「愛媛サイクリングの日」に合わせ、車が自転車との間隔を確保する「思いやり1.5m(メートル)運動」をスタート。あの手この手で譲り合いの精神の定着を目指す。
 伊予鉄道松山市駅の南側で隣接する県立の松山工業と松山南、私立の聖カタリナ女子の3高校による「市駅南地区マナーアップクラブ」は登校時、複数校の生徒の自転車が交錯する危険を減らそうと9日から学校別の通学ルートを指定。
 各校の正門前はその学校の生徒だけが走行できるようにし、周辺の道路は生徒へのアンケートを基に通行できる学校を決めた。