愛媛県松山市沖の興居島を第二の故郷に―。家庭菜園や住民との交流を楽しみながら移住希望者に島での暮らしを体験してもらい、定住につなげようと松山市が整備していた体験滞在型交流施設「ハイムインゼルごごしま」がこのほど完成し、26日にあった内覧会で関係者や住民ら約50人が見学した。
愛称は、ドイツ語で「ふるさとの島」という意味があり同市由良町の由良小学校の跡地を利用。交流施設は8棟で、それぞれ1LDKに約100平方メートルの農園が付く。屋内でも作業ができる通り土間の近くに配置した農園が特徴とし、ほかに交流棟や倉庫棟も備える。入居は「お試し移住」と位置付け最長3年間だ。オープンは4月1日。