愛媛県宇和島市は29日、資源循環型の社会を目指そうと、市有施設やボランティア清掃などで出る草木系廃棄物を再利用するための機器を導入し、リサイクルの取り組みを始めた。
 機器は、まき割り機やウッドチッパー、ロールべーラー、チェーンソーなど計5種6台で、同市吉田町鶴間の市生活環境課吉田分室に設置。事業費約500万円で、ふるさと納税寄付金を基にした「ふるさとうわじま応援基金」を活用した。
 市生活環境課によると、これまで学校や公園、道路などを清掃整備した際に発生した伐木、剪定(せんてい)枝、刈草などは主に焼却処分されていたが、まき燃料や島しょ部の生ごみ処理機の資材、農業用マルチ材などとしての再利用が可能になる。