1週間早く2学期の幕開け―。冬場の積雪が厳しい愛媛県西予市野村町大野ケ原の大野ケ原小学校で25日、始業式があった。若干短めの夏休みを満喫した全校児童10人が少し日焼けした顔を見せ、高原の学びやに明るい声が戻ってきた。
 大野ケ原小は県内の小学校で最も高い標高約1160メートルにあるため、例年11月ごろから雪が降る。多いときは約2メートルも積もることから冬休みを1週間長く確保し、その分夏休みが短い。
 25日は、小雨で気温19・5度とひんやりする中、女の子のみの10人が元気よく登校。始業式では、片山文彦校長(55)が2学期には校外でのあいさつなどを頑張るよう呼び掛け、「力を合わせ、一日一日を大切にしよう」とあいさつ。児童は「妹や弟の面倒を見る」「予習や復習をしっかりする」などと1人ずつ2学期の目標を披露した。