弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練が10日、愛媛県西条市吉岡地区であり、住民や吉岡小学校児童ら計334人が身を守る方法や避難の流れなどを確認した。訓練は国が県や市と共同で実施し全国6カ所目で、四国では初めて。
午前9時、他国から弾道ミサイルが発射され、愛媛に影響を及ぼす地点に落下するとの想定で実施。同9時4分に防災行政無線で「ミサイルが発射されたもよう。頑丈な建物に避難してください」との放送が流れると、学校周辺にいた住民らは体育館や吉岡公民館などに逃げ込んだ。
校庭などで遊んでいた児童は校舎や体育館に避難。窓から離れた場所で体を丸めた姿勢を取り、訓練が終わるのを待った。