つるっとして、食べるとフルーティー。絹のようになめらかな果皮と丸々と大きな形が特徴の愛媛県西条市の特産品「絹かわなす」が収穫最盛期を迎えている。厳しい日差しに照らされ、名水「うちぬき」で育った実が宝石のように輝いている。
JA西条によると、直径10センチ以上で重さ約350グラムと普通のナスに比べて大きい。実の約90%が水分で、生で食べるとリンゴのような風味がする。関東や京阪神などにも出荷している。
8日は丹政尚さん(68)が、同市安知生新開の55アールの畑で日の出とともに収穫作業に追われた。丹さんは汗を流しながら「今年は最高の出来。天気が続いているので味もいい」と笑顔で話した。