観光産業の担い手育成 愛媛大が講座開講へ
愛媛大地域創成研究センター(松山市)は6月から「観光エキスパート育成プログラム」を開講する。旅館・ホテルの経営者による講義や観光地視察などを通して、次世代の観光産業の担い手を育てる。
経済産業省の助成を受ける「愛媛大学観光サービス産業を担う次世代人材育成事業」の一環。観光産業に関心のある学生や社会人などを幅広く対象とし、計126時間の講義の一定時間以上を修了し、審査に合格した受講者には「愛媛大学観光エキスパート」の称号を授与する。
講義ではホスピタリティーを重視した企業コンサルティングなどを行うトーマスアンドチカライシ(東京)の力石寛夫社長や、温泉旅館「湯元舘」(滋賀)の針谷了日本旅館協会会長など県外の講師も招く。
受講無料で、定員16人。5月24日まで申し込みを受け付ける。同センターの和田寿博教授(52)は「観光は地域経済を担う主力産業。さまざまな立場の人に参加してもらい、わくわくするような観光産業を一緒に考えていきたい」と話している。
問い合わせは愛媛大社会連携課社会連携拠点チーム=電話089(927)8974。