バスの衝突など大規模な交通事故への対応力を養う集団救急救護訓練が19日、愛媛県宇和島市大浦の埋め立て地であり、消防や警察、看護師ら約70人が、連携作業を確認した。
 訓練は、バスが交通事故に巻き込まれ、中に多数の負傷者がいるという想定で開始した。最初に駆け付けた消防隊員が動ける負傷者から先にバスの外へ誘導、重傷者は担架で外に運び出し、治療の優先順位を決めるトリアージを実施した。救急車や災害派遣医療チーム(DMAT)の看護師らが駆け付け、重傷者を搬送した。
 ホワイトボードなどで作業の手順などを確認しながら実施。県消防防災航空隊の防災ヘリコプターも参加し、2月に県が導入するドクターヘリコプターを想定した運用をした。