愛媛県松山市北条地区の秋祭りの最後を飾る「みこしみそぎ」が10日、同市北条辻の明星川であり、みこしを川に投げ入れて清める豪快な伝統行事に多くの見物客が押し寄せた。
 午後3時20分すぎ、地域巡行を終えたみこしの到着に、川岸の見物客は大歓声。かき手が「せーのっせ」の大きな掛け声でみこしを投げ入れると、見物客の背丈を超えるほどの水しぶきが上がった。見物客らはずぶぬれになりながらも、「迫力がすごい」などと祭りを楽しんでいた。
 毎年参加するという松山工業高校1年の男子生徒(15)は「この日を待ち望んでいた。みんなでにぎわうことができてよかった」とうれしそうに話していた。