日本船籍で2番目に大きいクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」が14日、愛媛県八幡浜市の八幡浜港に入港した。歓迎セレモニーや市民見学会で約50人が豪華な船内設備を見学し、優雅なひとときを過ごした。
 ぱしふぃっくびいなすは、総トン数2万6594トンで、全長183.4メートル、幅25メートル。八幡浜港には2006年11月以来の入港となった。
 船の巨大さから港に接岸できないため、沖合に停泊。八幡浜港みなとまちづくり協議会の谷本典量央会長ら関係者が、テンダーボートから船に乗り移り、船内で歓迎セレモニーを実施。由良和久船長に特産のかまぼこやみかんジュースを贈呈した。
 参加者は12階まである船内の上階から、プールやジェットバス、最大720人を収容できるメインホール、3層吹き抜けのエントランスロビーなどを見学。「洋上の楽園」と形容される豪華設備を満喫していた。