地域の農業活性化策を考える「四国4県リレー・シンポジウム愛媛大会」が25日、松山市であった。農家やバイヤーら約60人が販路を見据えた農業経営の在り方を学んだ。
 経済産業省の補助事業の一環。四国の農産物の生産から加工、販売までのネットワーク構築を目的に、農産物加工販売会社「サンライズ西条加工センター」など県内4社でつくるコンソーシアムが初めて開催した。
 パネル討論では、青果の生産販売を手掛ける「生産者連合デコポン」(千葉)の井尻弘社長が、栽培方法やネーミングによって農産物の価値を高められると指摘。「つくった物がいくらで誰に売れるのかを把握した上で経営することが大切」と呼び掛けた。