「超高齢社会」を考える公開講座が26日、愛媛県松山市北条の聖カタリナ大であった。つじかわ耳鼻咽喉科院長の辻川覚志さん(64)=大阪府=は講演で「同居は悩みが多く、独居の方が満足度が圧倒的に高い」と話した。
愛媛銀行の寄付講座の一環で学生や市民ら約140人が出席。
辻川さんは60歳以上の1017人に実施したアンケートなどから悩みや不安、寂しさが少ない1人暮らしは生活の満足度が高いと説明した。1人暮らしで寂しさを感じない人は時間をうまく使っているとし「体調の許す範囲で、暇な時間をつくらないよう行動してほしい」と訴えた。