四国運輸局が15日発表した8月の愛媛県内新車販売状況によると、軽自動車は前年同月比7.1%増の1562台で、20カ月ぶりに前年実績を上回った。三菱自動車の燃費データ不正問題の影響で低迷が長引いていたが、同社製の販売再開で回復したとみられる。
 軽自動車の新車販売は2015年1月以降、消費税や軽自動車税の税率引き上げに伴う需要の先食いの反動などで前年割れが続いていた。先行きについて運輸局は「15年度と同程度で推移するだろうが、9月以降もプラスが続くかは不透明」としている。
 普通車などの登録車は一部の人気車種が好調で、14.2%増の2046台と6カ月連続のプラス。登録車と軽自動車を合わせた総数は11.0%増の3608台で2カ月連続のプラスだった。