農業習得へ19人真剣 担い手塾開講
新規就農者や本格的に農業を始めようとする人を対象にした2016年度「農業担い手支援塾」が19日、松山市下伊台町の愛媛県立農業大学校で始まり、23~65歳の19人が農業を支える人材としてのスタートを切った。
実践的な知識や技術を教える支援塾は08年度から実施し、本年度は野菜コースに11人、果樹コースに8人が入塾。来年2月まで計30回の講義や実習を行う。
19日は開講式やガイダンスの後、早速実習を開始。果樹コースでは講師の指導を受け、はさみでブドウの房を切り取る作業などに挑戦した。実家のミカン農家を継ぐ八幡浜市の男性(32)は「今年の春に実家に帰ってきたので、農業の基礎をしっかりと学びたい」と話した。