愛媛県宇和島市出身の挿絵画家高畠華宵の作品と道後温泉をコラボレーションさせた展覧会が24日、松山市一番町3丁目の坂の上の雲ミュージアムで始まった。入場無料、7月7日まで。
 松山ビジネスカレッジクリエイティブ校(同市一番町1丁目)が高畠華宵大正ロマン館(東温市)と連携。華宵の作品中の衣装をイメージした縦約3メートル、横60センチの浴衣の柄や、華宵の作品を同様サイズに拡大し切り取った作品計24点が壁一面に並ぶ。
 道後の土産物にと同校総合デザイン学科の学生が商品化を目指す入浴剤やフェースパック11点も展示。花柄のせっけん包装紙をデザインした学生(19)は「華宵の絵はきれいな中にも暗さや奥ゆかしさを感じる。ポップな現代らしさと大正っぽさを組み合わせた展示になったと思う」と話した。