適切措置急げ、巨大地震想定し訓練 愛媛大病院
南海トラフ巨大地震などで拠点病院となる愛媛県東温市志津川の愛媛大医学部付属病院で4日、大規模災害訓練があり、参加した病院、消防関係者や市民ら約420人が、病院に詰めかける多数の負傷者への適切な措置などを確認した。
震度6強の地震を想定し、患者の安否や施設の被害を確認した。負傷者役の学生らが集まってくると、緊急性に応じて治療などの優先順位を決めるトリアージを実施。医師と看護師が意識の有無を確認して「手足は動きますか」などと患者役に質問し、深刻さに応じ4種類のタグを付けた。
救護所となった待合ロビーでは、点滴などの応急処置や可搬型エックス線撮影装置を活用し、重症者役を入院や手術のため病棟へ搬送した。