選挙権年齢が18歳以上に引き下げられる参院選(7月10日投開票)を前に、高校生に選挙への関心を高めてもらおうと、選挙啓発を担う松山市選挙管理委員会認定の「選挙コンシェルジュ」の高校生2人が5日、松山市文京町の愛媛大のスタジオで啓発放送を収録した。今月中に音声データを市内の公立・私立高校に配布し、校内放送で活用される。
 2人は2015年12月にコンシェルジュに認定された松山東高2年山中真由さん(17)と、松山中央高3年曽根帆花さん(17)。それぞれ放送部に所属している。
 放送は5話構成で、入場券や投票時間、期日前投票などについて分かりやすく解説。放送原稿の原案も2人が考え、最初の投票前に投票箱が空であることをチェックする「零票確認」など、興味を持った内容も盛り込んでいる。