電車とバスのデザイン変更を進めている伊予鉄道は17日、車体全体をオレンジ色にした郊外電車の運行を開始し、1編成3両が愛媛県松山市と伊予市を結ぶ郡中線を走行した。
 デザイン変更は、今年5月に発表した「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」の一環で、これまでに市内電車や路線バスなどでオレンジ色の車両を運行している。郊外電車は本年度中にさらに3両をオレンジ色にする予定で、4年ほどかけて56両の郊外電車全てのデザインを変更する方針。
 17日は松山市湊町5丁目の松山市駅で出発式があり、伊予鉄道の清水一郎社長は「愛媛観光のシンボルにしたい」と意気込みを語った。この電車は、点検の日を除いて毎日、郊外3路線のいずれかを走行する。