愛媛県松山市丸之内、東雲神社の文華殿で1日から、松山藩主ゆかりの武具や能道具など21点を集めた特別展示が開かれている。4日まで。
 今年のえと「酉(とり)」にちなみ、藩主所用の「酉年の武具」を展示。初公開の「山取毛(やまとりげ)陣羽織」は、江戸時代中期―後期の作。全体がキジの尾羽で装飾され、袖口は熊毛で飾られるなど、華美な作りとなっている。使用された痕跡があることから、軍事訓練や狩りなどの際に藩主が着用したとみられる。
 展示は午前10時~午後3時(4日は午後4時まで)。入場料300円。