使い終わった針に感謝する針供養が9日、愛媛県松山市辻町の専門学校「松山ビジネスカレッジ」であり、服飾などを学ぶファッションビューティ学科の学生ら約60人が約2300本の針に手を合わせた。
 開校した1946年から毎年開催。学生らは、折れたり曲がったりした縫い針などをこんにゃくに刺して焼香した。学生代表の2人が「針のおかげですてきな服がいくつも完成した」と述べ、全員で「針の心を大切に感謝の気持ちを忘れず仕事に励みます」と誓った。