愛媛県四国中央市の紙産業や農業、市民生活を支える銅山川の分水事業をたたえる疎水感謝祭が26日、同市上柏町の戸川公園であった。市民や行政、企業関係者らが、地域に水の恵みをもたらした先人の功績に思いをはせた。
 地元住民でつくる「上柏公益会」が毎年開き、45回目。公園隣の疎水神社での神事には約120人が参加し、公益会の片岡晶会長(66)が「水のおかげで地域の産業が隆盛した。先人の遺徳をしのぶ感謝祭を今後も続けていく」とあいさつした。餅まきもあり、大勢の市民らでにぎわった。