阪神大震災や東日本大震災などの犠牲者を追悼し、災害に強い地域づくりを考える「防災フェスティバル」が15日、今治市高地町2丁目のしまなみアースランドであり、紙灯籠約2000個で形作られた「愛」の文字に多くの市民らが火をともし、防災・減災への思いを新たにした。
参加者は、市内の子どもらが紙パックで作り「命を大切に」「助け合い」などと書き込んだ紙灯籠に点火。辺りが灯籠のオレンジ色に包まれた午後6時ごろ、静かに明かりを見つめ、鎮魂の祈りをささげた。初参加の今治西高校1年生(16)は「一人でも多くの人の命が助かるよう今日学んだ防災対策を発信していきたい」と話した。