防火・防災決意新たに 松山で県消防大会
愛媛県消防大会が18日、松山市道後町2丁目のひめぎんホールであり、消防職員や消防団員ら約1000人が県民の命を守る防火や防災への決意を新たにした。
県が1979年度から毎年開催。県消防協会の土居敏夫会長は「熊本県で地震が頻発している。四国でも南海トラフ巨大地震が危惧され、地域防災力強化に取り組まなければならない」と呼び掛けた。
意見・体験発表で新居浜市消防団の堀田公団長は、相次ぐ台風による土砂災害で死者9人を出した2004年を振り返り「訓練への姿勢が大きく変わった」と報告。技術を身に付けるだけではなく「確実に機能する防災組織づくりが大切」として住民や関係団体との連携を訴えた。
内子町消防団の池田幸江部長は学校や高齢者福祉施設での救急講習、手話サークルと協力した勉強会などの活動を紹介した。