愛媛県今治市延喜の陶芸家木原滋博さん(77)の作陶展が同市旭町1丁目の河野美術館で開かれており、普段使いできる食器や遊び心あふれるオブジェなどが陶芸の奥深さを伝えている。13日まで。
 木原さんは2年ごとに展示会を開催しており、今回は新作約200点を出品している。釉薬(ゆうやく)にはミカンの木や稲わらの灰を使用。深い青、淡いクリーム色など同じマグカップでも印象が異なる。木板に動物をかたどった焼き物を張り付けた壁飾りは、大きな口を開けたカバやファスナーから顔をのぞかせるネコの表情が愛らしい。