養殖や赤潮予測、研究成果は? 八幡浜で巡回展
宇和海の水産業活性化を目指す「えひめ水産イノベーション創出推進協議会」の研究成果をまとめたポスター巡回展が4日、愛媛県八幡浜市北浜1丁目の八幡浜市役所1階ロビーで始まった。8日まで。
愛媛大南予水産研究センター(愛南町)の准教授ら6人の研究などを地域に活用してもらおうと開催。県が新たな養殖魚種として研究する「スマ」の成長スピードを上げる技術や、ICT(情報通信技術)の活用で赤潮発生をこれまでより約3カ月早く予測できるシステム開発、人材育成講座など、六つのテーマを取り上げた。
協議会は愛媛大や宇和海沿岸の南予5市町、金融機関など計15団体で構成。文部科学省の補助を受け、2012年度から5年計画で水産業の6次産業化に向けた人材育成や研究を進めている。