馬術 奥野貴匡(北宇和高)4位、池田、沼田は6位 えひめ国体
馬術は5日、兵庫県三木市の三木ホースランドパークで6競技があり、愛媛勢は、少年スピードアンドハンディネスの奥野貴匡(北宇和高)が4位に入った。
成年男子トップスコアの池田大樹(MRC乗馬クラブ)と、少年馬場馬術の沼田衣澄(松山東高)が、それぞれ6位と初の入賞を果たした。
【会心の攻め奥野4位 少年スピードアンドハンディネス ノーミス「100点だった」】
地道に積み上げた基礎が、馬の力を引き出し4位入賞。北宇和高馬術部から唯一出場した少年スピードアンドハンディネスの奥野貴匡は、2度目の大舞台で「100点だった」という走りを見せた。
障害を跳ぶタイムの速さを競う競技。障害の落下は、一つにつき4秒が加算される。
騎乗したオーキッドブルーは、速さが武器の昨年の国体優勝馬。自分の馬で出場する選手も多い中、試合で乗るのは初めてながら、スピードに順応し「攻めの走行ができた」。馬のコントロールや障害への向け方など日ごろの部活でしっかり固めた基礎がノーミスの走行を支えた。
控える団体とリレー競技では「もっと上にいきたい。目標は4位以上」と闘志を燃やしている。
【池田6度目の正直 成年男子トップスコア6位 「チーム一丸で得点」】
1280点でゴールした瞬間、すぐそばの待機馬場にいた仲間たちから歓声が上がった。馬術で県勢の入賞第1号。6度目の国体出場で初めて6位入賞した成年男子トップスコアの池田大樹は「本当に良かった」と喜びをかみしめた。
難度に応じて点がついた障害を跳び越え、獲得点を競う種目。「決めたコースを確実に回ろう」と、高リスクの「ジョーカー」は1回にとどめ、他の障害を手堅くクリアして点を積み上げた。
障害間の歩数や踏み切りなど自身に課題はあったが「頑張って跳んでくれた」と相棒のCRNコスタブラバに感謝する。
「愛媛はチーム一丸。コーチやチームメート、馬…みんなで取った点数」。余勢を駆り、次種目の国体大障害でも入賞を目指す。
【[echo]乱れず演技できた 少年馬場馬術 沼田衣澄=松山東高】
(6位入賞)「練習よりも馬の動きが重かったが、乱れなく演技できた。点数をつけるなら65~70点くらい。8日の自由演技馬場馬術は明るい曲をかけて臨むので、元気さをもっと出したい」
◇…愛媛勢の成績…◇
▽成年男子馬場馬術(得点率)⑫飯尾智仁(オレンジオペレッタ)60・078
▽ダービー(減点法)⑮松本隆信(ダイアモンドエディション)16点、1分50秒50
▽トップスコア ⑥池田大樹(CRNコスタブラバ)1280点
▽成年女子二段階障害飛越(減点法)⑯本田成美(オーキッドブルー)=第2段階に進出できず
▽少年馬場馬術(得点率)⑥沼田衣澄(アリーバ・デ・ヘルマ)63・762
▽スピードアンドハンディネス ④奥野貴匡(オーキッドブルー)1分2秒62