高木経産副大臣が伊方原発視察 安全対策など確認
高木陽介経済産業副大臣は14日、2016年8月に3号機が再稼働した四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)を視察し、安全対策の実施状況などを確認した。
高木副大臣は四電の佐伯勇人社長らの同行で、新規制基準を踏まえ3号機中央制御室に設置された重大事故対処設備の制御盤や、海抜32メートルの緊急時対策所を視察。1~3号機が見渡せる高台では、伊方原発の増田清造所長から「追加設置した配電線やディーゼル発電機など五重、六重の電源確保対策を行っている」と説明を受けた。
取材に対し高木副大臣は「県民の安全に向けて全力を尽くしていると実感した」と四電の取り組みを評価。トラブル発生時の情報公開徹底や対応力の強化を求め、「安全防災については国もしっかり責任を持ってやっていく」と述べた。