若者の行動で世代を超えて選挙への関心を高めようと参院選投開票日の10日、「全国高校生未来サミット」が愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールであり、県内外の高校生ら約100人が、意見発表とシンポジウムで「18歳選挙権」や消費税増税、安全保障関連法制などをテーマに活発に議論した。
 県内の高校生らが4月に実行委員会を立ち上げ、生徒のみの企画運営で初めて開催した。
 意見発表では、県内と新潟、埼玉、沖縄各県の高校生計5人が米軍基地など身近な問題を踏まえ自分なりの考えを披露。県内の高校生は、自身も参加している投票を啓発する「選挙コンシェルジュ」の活動について、1票を投じることが社会を変えることにつながるとし「呼び掛けて人の気持ちを変えるのは難しいと実感したが動かなければ何も変わらない」などと述べた。