「愛媛県自転車安全利用促進条例」施行から3周年を迎え、交通安全県民総ぐるみ運動県本部(本部長・中村時広知事)は1日、県庁で記念式典を開き、条例の周知やヘルメット着用を呼び掛けた。
 式典には県や県警など13機関から約70人が出席。松山市シルバー人材センターと松山市高齢クラブ連合会の代表者が「高齢者の先頭に立ってヘルメットの着用を促進していく」などと宣言した。
 自転車との間隔を1.5メートル以上保つ「思いやり1.5m運動」を進める14モデル事業所に指定書を交付。式典後、運動のロゴをあしらった伊予鉄ラッピングバスやヘルメット着用を呼び掛ける自転車隊などが市中心部をパレードした。
 県警交通企画課によると、今年は6月末までに県内で自転車の絡む人身事故が375件(前年比65件減)発生し、死者は5人(4人減)。5人とも65歳以上だった。