愛媛県居住支援協議会の講演会が2日、松山市道後町2丁目のひめぎんホールであった。NPO法人・介護賃貸住宅NPOセンター(福岡市)の三好京子理事長らは「地域包括支援センターや民生委員などと連携し、高齢者や障害者の受け入れ態勢をつくることが重要」などと訴えた。
三好理事長は2001年のセンター設立時について「賃貸住宅のオーナーには空室に悩む一方、家賃を支払う経済力があるかや孤独死の可能性を考え、高齢者の入居を嫌うオーナーが多かった」と回顧。オーナーと賃貸借、入居者と転貸借の契約を結んで間を取り持ち、ミスマッチの解消を目指したと述べた。