高齢者支援施設、救助方法を確認 西条で合同訓練
愛媛県警察西条西署やJA周桑などの関係者約40人が16日、西条市周布の市西消防署で合同大規模災害対応訓練を実施し、高齢者支援施設の被災者救助方法や連携手順などを確認した。
西条西署は4月、JA周桑と災害時の協定を締結し、合同で人命救助や道路復旧の訓練を実施。今回は市西消防署を加え、具体的な被災現場を想定した実践的訓練を企画した。
訓練は市内で震度7の揺れが観測され、高齢者支援施設などに入居者らが取り残されていると想定。参加者は連携し、被災現場への立ち入り規制や食料補給、3階からの要救助者救出に取り組んだ。
訓練後、西条西署の長谷勝敏署長は「災害対策には万全はなく、終わりもない。訓練を機に連携が強化され、地域の安全・安心に貢献できることを祈念する」と講評した。