髪のカット丁寧に 伊予農高生、理容業の魅力に触れる
理容業の魅力に触れようと、愛媛県伊予市下吾川の伊予農業高校の1~3年生10人が1日、同校で理容師の指導を受けながらカットなどを体験し、理解を深めた。
授業は県理容生活衛生同業組合が後継者育成対策として実施。組合によると、美容師の希望者が多く、県内では理容師のなり手が少ないという。
1日は、理容師がカットや、美容師にはできないカミソリを使った顔そりを実演。生徒もはさみの持ち方を教わり、真剣な表情で人形の髪の毛を丁寧に切って形を整えていた。
組合の新開拓也・青年部長(37)は「理容業も店のつくりがおしゃれになり、女性のお客さんも増えている。ますます理美容の垣根はなくなっていくと思うので、どんどん業界に入ってきてほしい」と話していた。