30回全日本小学生男子ソフトボール大会で初優勝した愛媛県鬼北町の鬼北ジュニア。町民らは初出場で快挙を達成した地元児童の活躍に拍手を送り、健闘をたたえた。
 鬼北ジュニアには町内5小学校の1~6年生24人が所属し、練習に励んでいる。全国大会は5日から4日間、栃木県で開催。鬼北ジュニアは1回戦を3―1で競り勝つと、2試合目以降は連続で二桁得点を挙げるなど徐々に実力を発揮し、決勝に勝ち進んだ。
 金沢スターズ(神奈川)との決戦では、主将の武田善君(12)と土田翔大君(12)のソロ本塁打で優位に立ち3―1で勝利。チーム一丸となった戦いで出場48チームの頂点に立った。
 10日に町内で優勝パレードや報告会があり、優勝メダルを胸にした選手は、優勝旗を先頭にJR近永駅から町役場までの約1キロを行進した。沿道では住民らが選手の名前を呼んだり、選手とハイタッチをしたりして喜びを分かち合った。