鳥獣被害食い止めろ、県ハンター養成塾開講 松山
愛媛県有害鳥獣ハンター養成塾の開講式と第1回基礎講座が7日、松山市であった。イノシシなどによる被害に悩む農家や市町職員、大学生ら20人が、ハンターとしての知識や心構えを学び、狩猟免許の取得を目指す。
ハンターは高齢化に伴い減少しており、塾生は狩猟免許と猟銃所持の許可を受ければ、県が経費の全額約9万円を補助する。
県猟友会の小崎武志理事は講座で、1989年に5728人いた会員が2014年は3075人にまで減っている現状を述べ、有害鳥獣を減らすには捕獲率を倍以上にしなければ追い付かないとハンターの役割を強調。女性のハンティングネットワーク「TWIN」の松浦友紀子代表(北海道)は親子での狩猟体験を通し、次の世代を育成する取り組みなどを紹介した。