お茶の産地ならではのうどんはいかが―。愛媛県四国中央市のJAうまはこのほど、市特産の新宮・富郷地域のお茶を麺に練り込んだ「お茶うどん」を開発した。同JAが2015年11月に開設した、地元農産物の加工品を開発する「6次産業化サポートセンター」の初商品。JAによると、リピーターも多く人気という。
 香り高いお茶の風味と、もちもちとした食感の良さが特長。粉末状のお茶をふんだんに使い、鮮やかな緑色を実現している。
 開発したのは、同センターでサトイモ「伊予美人」を使ったうどん作りに取り組む「里芋加工研究会」(安藤里子会長、9人)。サトイモのうどんも加工方法を確立しているが、まずは時季のお茶うどんを先行販売した。
 1パック約300グラム入り300円で、同市の産直市ジャジャうま市(中之庄町)とおいでや市(妻鳥町)で販売。新宮地域である「霧の森お茶まつり」(6月5日)などのイベントでも用意する。サトイモのうどんは、9月のいもたきシーズンに合わせて販売する予定。