黒瀬ダム分水を目指す姿勢確認 県、市長報告受け 松山市長期水需給計画
愛媛県松山市の野志克仁市長は23日に県庁を訪れ、2025年度を目標とする長期的水需給計画の基本計画改訂版を報告した。対応した上甲俊史副知事は「松山市が新規水源を必要とし、県営黒瀬ダムからの分水を目指す方向性に変わりないと確認した」と述べ、松山市と黒瀬ダムのある西条市に対し県が15年に行った提案6項目への回答を待ち、調整を進める意向を示した。
野志市長は「節水や水資源の有効利用・保全に努め、それでも不足する水源を確保する基本スタンスを引き継ぐ」と説明。加えて他都市並みの給水サービスや気候変動などのリスクといった新規課題へ対応し、1日4万トンが不足するとの結論を示した。水源は「やはり黒瀬ダム分水か、より高額な海水淡水化しかないと考える」と強調。分水を進める市の姿勢にあらためて理解を求め、新居浜市も含む4者協議や、西条市側の懸念払拭(ふっしょく)への協力を要望した。