110番通報の正しい使い方を知ってもらおうと愛媛県警は9日、松前町筒井のエミフルMASAKIで「110番教室」を開いた。高校生に一日通信指令課長などを委嘱。模擬通報を通し注意点などを呼び掛けた。
 1月10日の「110番の日」にちなみ実施。伊予農業高校ライフル射撃部で、ともに2年生の川本真椰さん(17)に一日通信指令課長を、松岡威燦(いっさ)さん(17)に一日伊予署長を委嘱した。
 川本さんが交通事故を目撃したとの想定で110番し、事故の状況やけがの状態などを説明した。県警本部の通信指令課と中継を結び、通報を受ける様子が会場に届けられ、川本さんと松岡さんは「慌てずに、ゆっくりと正確に伝えることが必要だと思った」と話していた。