愛媛県松山市は24日、2016年の道後温泉本館(道後湯之町)の入浴客数が81万414人(前年比3.3%増)となり、12年ぶりに80万人を突破したと発表した。
市によると、本館と椿の湯の入浴客数をそれぞれ集計するようになった01年以降では、03年の95万9458人が最多。04年の86万1459人を最後に80万人台を割っていた。市道後温泉事務所は「アート事業や(広島地域と連携して誘客を図る)『瀬戸内・松山構想』が奏功したのでは」と分析している。
道後の宿泊客数は96万1066人(2.9%増)で、15年ぶりに90万人台を回復した15年を上回った。