東京第一ホテル松山(愛媛県松山市南堀端町)は15日までに、タブレット端末を使ったテレビ電話通訳サービスを始めた。増加するインバウンド(訪日外国人客)に対し、スムーズな意思疎通を行うことでサービス向上を目指す。
 プログレスト(大阪市)が提供するアプリ「FACE touch me(フェースタッチミー)」を導入。テレビ電話機能を活用し、ネーティブの通訳者が外国人客とホテルスタッフのそれぞれの言葉を訳してコミュニケーションをサポートする。言語は中国語、韓国語、英語で24時間利用可能。午前9時~午後5時は日本語手話にも対応している。
 同ホテルは15日、新入社員らを対象にした英会話講習の中でアプリの使い方を紹介。社員が外国人役とフロント役になり、実際に通訳者を呼び出して松山城への行き方などを説明していた。
 現在はタブレット端末1台を主にフロントに設置。需要や使い勝手をみて増設も検討する。