山鳥坂ダム建設事業による動物への影響低減をテーマにした環境検討委員会の専門部会が8日、愛媛県大洲市肱川町山鳥坂の鹿野川ダム管理庁舎であった。絶滅の恐れがある野生動植物をまとめた県レッドデータブック(RDB)が11年ぶりに改訂されたことを受け、ヘイケボタル(準絶滅危惧)やコガネグモ(同)など25種以上を重要種に追加し、調査する方針を了承した。
 新RDBに掲載された種のうち、1991年度からダム予定地周辺で実施している調査などに基づき、事務局が25種を選定。追加の検討を求める専門部会委員の意見もあり、あらためて正式決定する。