今春就職する新社会人を対象とした新入社員研修が25、26の両日、愛媛県松山市大手町2丁目の松山商工会議所であり、県内企業42社の99人がビジネスマナーの基本を学んだ。
 松山商議所が1970年度から毎年実施。従来は会員対象だったが、企業側のニーズが増えていることを受け、今回から受け入れ枠を非会員にも拡大。東予や南予の企業の新入社員も参加した。
 26日は、販売・サービス業や事務・営業、製造・技術の職種別3コースで、実践的なスキルを身に付けた。事務・営業職の接遇マナー研修では、講師から「第一印象が大切」とアドバイスを受けながら、信頼関係を築く名刺交換の方法や訪問先での振る舞いなどを実習した。
 愛媛新聞社「もっと!新聞」キャンペーンの新聞講座担当の森川淑夫副部長が「新聞で鍛える仕事脳」と題し、新聞を仕事に生かすノウハウなどを講話。記事の見出しと1段落目を読んで社会情勢をおおまかに把握することが、仕事にも役立つと呼び掛けた。