鹿野川ダム(愛媛県大洲市肱川町山鳥坂)の側部に長さ457メートルの放流用「洪水吐(ばき)トンネル」を建設する改造工事で、国土交通省山鳥坂ダム工事事務所は7日、トンネル出口に重さ約70トンの四角いトランジション管を挿入した。
トンネルは円形断面だがトランジション管により出口部分が四角い断面になる。出口にゲートを設置するため断面を四角くする必要がある。管は一辺13.4メートル、奥行き12メートル。作業員が油圧ジャッキを使い、ゆっくりと挿入作業を進めた。
トンネルは冬にも貫通する見込みで、事業全体は2016年度末に完了予定。