JR四国の伊予大洲―伊予長浜駅間(16.4キロ)が14日、開通100周年を迎えた。大正期、肱川が中心だった物流を大きく変えた画期的な区間で、近年は観光列車「伊予灘ものがたり」の運行に沸いている。同日は愛媛県大洲市中村の伊予大洲駅で記念式典が開かれ、関係者が沿線の今昔を思い描いた。
愛媛鉄道により1918(大正7)年に開通。JR四国によると、当初は中予から山間部の内子を経由し大洲、八幡浜に至る路線が構想されたが、難工事となるため海回りの長浜経由となった。
伊予大洲駅では喜多保育所園児による合唱や地元サークルの和太鼓演奏、昔の写真の展示もあった。JR四国は12月まで記念イベントを随時開く。